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■4/6 東都大学 駒大vs亜大■

駒 000 100 240 00   7
亜 000 101 005 04×  11

糸数、永田、○高橋
永井裕、加藤、服部、●石丸

本)坂田(駒)、松石、松浦(亜)

 まるで先日まで行われていたセンバツの続きを見ているようだった。
同点で迎えた6回、亜大は大河原のこの日3本目の二塁打で
逆転に成功した。
それもつかの間、7回に駒大が足をからめた攻撃で逆転すると
8回にも坂田の3ランで亜大を突き放した。
7−2、差は5点。そのまま最終回に突入した。
しかし、6回途中から好投を続けていた加藤が
突如乱れ始めた。先頭ランナーを許すと連続四死球。
無死満塁で、代打・末澤にタイムリーを浴び降板する。
マウンドにのぼったのは、サイドハンドの服部。
明らかにいつもの服部とは違う、ぎこちない投球だった。
カウント2−2から代打・松石にレフトスタンドへ運ばれた。
ここまで亜大の5打者はすべて代打。
ミラクルとしか言いようがない同点満塁弾だった。

松石といえば、いつもベンチの端で声を張り上げている選手だ。
亜大ベンチはヒットが出る度に
松石の音頭で「はい!はいはいはーい」と手を叩く。
ベンチの盛り上げ役が、バットでもスタンドを沸かせた。
また、赤や白のリストバンドをつける選手が多い中
松石はピンク色を愛用。
個性派な背番号36、松石悠佑に注目だ。

亜大の奇跡はまだ続いた。
今季から指揮をとる生田監督も「信じられない」と言った
結末が待ち受けていたのは延長11回。
1死から1番・荒川が出塁すると、2番・芋岡が送りバント。
そこから3番・福田、4番・松田と連続四球。
1死満塁、一打サヨナラ。
バッターは松浦。
駒大4番手・石丸は2ストライクと追い込んだものの
決め球のフォークに松浦は手を出さなかった。
カウント2−3。ここはもう、真っ直ぐを投げらざるを得なかった。
そして、松浦も真っ直ぐが得意だった。
快音は、カクテル光線の中を突きぬけ、スタンドイン。
サヨナラ逆転満塁弾で試合は終わった。

新生・亜細亜は、幸先の良いスタートを切った。
その後、そのまま勝ち点奪取。
昨秋最下位の雪辱に燃える亜大が息を吹き返したのだった。

またしても苦手・亜大を克服できなかった駒大だが
被弾したとはいえ投手力が劣る中で
石丸の成長は頼もしい。
瀬戸内海に浮かぶ能美島・大柿高校出身。
「よっしゃ」と気合いの入った投球が持ち味。
初登板でいきなり痛いことになったが、これをいかしてほしい。

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東都リーグあだ名講座@

応援の際に呼ばれる選手のあだ名たち

亜大
大河原・・・丸山(プロゴルファー・丸山に似てるから。
       コーチまで「マル」と呼んでいた)
  芋岡・・・ポテ岡(芋=ポテトだから?)

駒大
三瓶・・・さんぺ〜です(そのまんま。でも読み方はさん"べ”いらしい)
菅原・・・エンジェル
新井、平田、河・・・スター、プリンス(使い分けはされてないよう)

 

 

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