>トップ>大学野球観戦記>4/17 神奈川リーグ 神大-国大
■4/17 神奈川リーグ 神大vs国大■ |
神 000 001 000 1
国 000 000 000 0
○荻野
●渡邉
また一人、応援したい選手が現れた。
この試合、神大打線に2安打しか許さなかったにも関わらず
敗戦投手となってしまった渡邉裕文(岐阜北4)だ。
長い手足が印象的な右サイドハンド。
直球に威力があり、スライダーをはじめ変化球のキレも抜群。
そして何より、テンポの良さに惹かれた。
立ち上がりこそボール先攻でカウントを悪くしがちだったが
徐々に安定してきた。2〜7回はほとんどファーストストライクを取り
早いリズムでどんどん追い込んでいく。
早いだけではなく、丁寧に投げているのもわかる。
リズムも良いから守っている選手も守りやすいだろう。
国大は特に内野陣の守備が堅く、送球も安定していた。
別に凄い選手がいるわけでもないのだが
恐らく全国の国公立大学の中でもトップクラスの力を持っている。
でなければ、昨秋神宮大会準Vの神大相手にここまで善戦しない。
6回、この回先頭の小島弦太郎(藤沢西3)の当たりが渡邉のミスを誘った。
多田広大(日大明誠4)が送り、3番北村幸亮(横浜3)。
右中間を抜ける適時二塁打。
これが決勝点となった。
先頭を許していなければ・・・と、悔やんでも悔やみきれない6回だった。
国大は最終回、2死1、2塁の絶好のチャンスをむかえる。
バッターは6番赤津弘(松本県ヶ丘2)。
浜風が勢いよく吹くハマスタに、緊迫した空気が流れる。
カウント2−2から思い切って振った打球はファール。
ここで赤津はタイムを要求。
突然ベンチに戻ると、国大ナインが思い切り笑い始めた。
バットを変えた。真っ赤なバットだった。
「おお〜勝負バットや!」という声が聞こえた。
勝負バットを手に打席に立った赤津は四球を選択。
なおも2死満塁とチャンスは続くが、後続が倒れ
6安打もむなしく、最後まで渡邉を援護できなかった。
171cm、61kgのスラっとした体格の渡邉。だからもっと背が高く見える・・・
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出身校講座
リーグパンフを見ていて、聞きなれない出身校があったので紹介。
<商大>
助川毅(内野)・・・増田。秋田県平鹿郡という山間部にある。
<国大>
鈴木健司(捕手)・・・光陵。箱根駅伝でおなじみ・権太坂にある。
三窪敬一郎(一塁)・・・鶴丸。鹿児島の県立高校で創立110年を誇る。
<神奈川工科大>
光翔史(内野)・・・与論。鹿児島の奄美大島に浮かぶ与論島!
どうでもいいけど、関東学院大を筆頭に九州出身が多い。
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