■4/28 東京六大学 明大vs慶大■

※敬称略

                          H E
0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 6 13 2 7
0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 5 0 1

)牛田-岡本―岡田 
)清見-木下―寺田 

猛打賞/和田貴(M)
本塁打/田中大(K)
三塁打/宮澤 岡田(M)
二塁打/大村 岡本(M) 寺田(K)
  盗塁/宮澤(M) 田中大(K)
  失策/田中啓 和田貴(M)

き分けになってしまうのだろうか・・・と、延長12回に入ると思った。
両投手とも同じような内容を残し、9回終わって1−1。
先制したのは明治。主将・宮澤のタイムリー三塁打だった。
しかし、牛田から継投した岡本が慶大・田中大に一発を浴びる。
そんなことで動揺しなかった岡本は味方のエラーが出ようが、安定したピッチングを
見せて、援護を待った。
明治は9回まで、5番の和田貴が3安打と当たっていたが、1〜4番まではヒット無し。
清見をとらえることができていなかった。それは慶大も同じで4安打しか打てていなかった。
どちらが早く援護してやれるだろうか。 スコアをつけていて思ったのは清見の球数。
試合が決める12回まで、たった一人で投げ抜いた体はそろそろ限界に近づいていた。
6回に最多の24球を投げたが、10回には明大の主軸・呉本、原島にかなり粘られている。
ここで連続三振を奪うも、次、彼らが打席にたったときには既に疲れが見え始めていた。
2回表。ここまで好投していた岡本の二塁打で猛反撃が始まった。
丸山のバントは内野安打となり、ここまで当たりのなかった西谷の三遊間で逆転。
なおも、呉本は今日3つめの死球で出塁。3三振の原島も、打球は二遊間を抜けていった。
丸山がホームイン。
清見、降板。涙を腕で隠しながらベンチへ消えていく。
変わった木下が、当たっている和田貴を抑えるも、宮澤の4球目で暴投。
西谷が返り、この回2点目。このまま(3−1)なら、まだ慶大も逆転の可能性があったかも。
バッター田中嗣。ここまで2度の得点チャンスで三振を喫していた。
2死、2、3塁。追いこまれてから、放った打球は左中間へ飛んだ。
ランナーがどんどんホームインしていく。そして岡田の駄目押し三塁打で返ってきた。
これで決まった。打者一巡の猛攻を見せた明治。全員でもぎ取った6得点。
その裏、岡本が2者連続三振を奪い、3時間11分の戦いが終わった。
明治はお祭り騒ぎ。スタンドにいた控え部員がベンチ上に集まってくる。
前日にサヨナラ勝ちした勢いがこの日も残っていたに違いない。

1年生ながら4番に座る原島
治と慶応は、因縁の対決といってもおかしくないカードだ。
私の記憶の中で鮮明に残っているのが、2年前の秋季リーグ。
初戦を白星で飾った明治が、2日目は引き分け。終盤に追い付かれた悔しい内容。
3日目は延長11回に逆転され、決戦の4日目も再び延長戦に突入した。
13時に始まった試合だったが終わったのは、17時近かった。
この日も先制した明治だったが、すぐに追い付かれてしまい
引き分け寸前の延長15回、三木(近鉄)にサヨナラ打を浴びてしまった。
うなだれるしかなかった当時の明治のスタメンには、呉本や和田貴の名前があった。
そして何よりも、この4試合で16回を投げ、最後にサヨナラ打を浴びたのは岡本だった。
彼にとって、まさに今日はリベンジのマウンドだった。


7回に代打で出場した大村が二塁打を放ちベンチに戻ってきてハイタッチ♪

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