トップアマ観戦記>04岡山県春季大会準々決勝C

□準々決勝 /1 倉敷商vs岡山理大附□

   
倉商 000000200
理大 000000400

理)堀
倉)別府、篠田

二)金子、堀(理)

堀、投打に活躍。7回鮮やかな逆転打

中国大会切符を賭けた準々決勝第四試合。
夕陽が差すマスカットのスコアボードには刻々とゼロが並ぶ。
倉商の3年生右腕・別府と理大の3年生右腕・の投げ合いが続く。
倉商は4回、1死3塁の好機をむかえるも
堀の内角を突くMAX139キロのストレートに決定打が出ず。
また理大も、別府の変化球の前に凡打の山を築くばかりだった。
6回終わって、倉商は2安打、理大は1安打に抑えられていた。

試合が一気に動いたのは7回。
倉商アルプスから「桃太郎さん」の応援が流れはじめた。
1死から4番・福谷が出塁、つづくバッターの2球目で
1年生ながらマスクをかぶる竹中がパスボール。
1、3塁とし6番・小倉が投手の前にスクイズを決め、先制点をあげた。
「ありがと〜♪ありがと〜♪」と、倉商アルプスは盛り上がりを見せる。
ここで捕手が竹中から国寄へ。
早川監督はこの回の頭から国寄に代えようか迷っていたという。
しかし、堀も好投を続けていたし、強気な内角攻めも決まっていたので
この回も竹中にマスクをかぶらせていた。
なおも2死2塁から、8番・大西がセンター前へはじき返し2点目を奪った。

嫌な雰囲気が流れる理大側だったが
「1安打じゃどうするんだ。逆転するぞ」の声が円陣の中から聞こえてきた。
6番・中村が粘った結果四球。7番・白石もセンター前、8番・国寄が死球。
1死満塁。バッターボックスには堀が入る。
堀はストライクを取りにきた初球・カーブを思い切り振った。
打球はレフトフェンス直撃の走者一掃の逆転タイムリー。
二塁ベース上でガッツポーズを見せる快心の一打だった。
堀は、8、9回も無難に抑え公式戦初完投勝利を飾った。
他の投手陣が怪我をしている間に、
怪我から復活した堀が結果を残した。
そして夏までには、決め球となる変化球の習得を目指す。

審判邪魔!!
タイムリーを放ち、手前の1塁コーチャーにガッツポーズする堀

Check☆アルプス
倉商はダンス付の桃太郎さんのイメージが強い(笑)
理大は赤と黄色のメガホン片手に2年生が1年生を引っ張る形。
チームワークが良いだけに、まとまりの良さを感じた。

敗者輝く時
ベスト8止まりだったとはいえ、夏は不気味な存在になりそうな倉商。
昨夏からショートスタメンの石尾を中心に守備も良く
別府は背番号17ながら堂々のピッチングを披露。
1試合だけだったが、試合巧者ぶりが十分うかがえた。


力投を続けた別府

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