トップアマ観戦記>04岡山県春季大会準決勝A

□準決勝 /2 岡山理大附vs関西□

   
理大 000030000 00

関西 010100010 01× 10

関)円岡、貝塚
理)高平、中防、酒井

二)円岡、本池(関) 白石(理)

貝塚の好投が勝利呼び込む。延長11回、十河がサヨナラ打

関西先発の円岡はバックの好守にも助けられ
4回まで粘りの投球を見せてきた。
が、5回2死から3連打を浴び3失点と逆転を許して降板した。
6回からマウンドにのぼったのは、3年生サイドハンドの貝塚だった。
今大会、エースの本池はほとんど投げなかったが
それは夏を戦い抜くのに、他投手陣に経験を積ませたいがためだった。
その筆頭が貝塚だった。昨秋から冬場にかけて足を故障していたが
持ち前の努力で復活。花咲徳栄戦をはじめ、練習試合でも結果を残してきた。
入部当初は目立たない選手だったという。
だが、走り込みを中心に人一倍練習に励んできた。
その姿が印象的だったと、首脳陣は目を細める。
投手にしては背も低く小柄なほうだが
日に日に存在感は大きくなっていった。

貝塚は、2回戦の倉工戦で先発しているが
その時は初回だけで3失点と課題を残していた。
しかし、昨日好投を見せた同じサイドハンドの西所に触発されてか
強打の理大附打線のタイミングを外す
変化球と伸びのある直球で抑え込んでいく。
6回以降2安打に封じ、味方に良いリズムを運んだ。
関西は8回、相手ミスの間に同点に追いつき
試合はそのまま延長戦に突入。

そして11回、エラーで出たランナーを
9番・平井がしっかりと送る。
打席には、ここまで無安打の1番・十河。
「自分が決めると決めていた」
初球真っ直ぐを叩きつけてライト前へサヨナラタイムリー。
ベースをまわる途中で白い歯が光った。
そして決勝のホームを踏んだのは貝塚だった。

ヘルメットが十河くん、その隣が貝塚くん

Check☆アルプス
他校は白い練習着がほとんどだが、関西は1年生だけ学ラン。
伝統?の「おーせーおーせー」の応援では
学ランのせいか、本物の応援団のような力強さが感じられた。

敗者輝く時
十河の当たりを捕球したのもつかの間、後逸してしまった
ライトの石谷は、涙を流しながらベンチに戻ってきた。
翌日の東商との3位決定戦、負けはしたものの
3回にダイビングキャッチを披露。思わず笑みがこぼれていた。

 

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送