トップ大学野球観戦記>5/2 関西国際大vs天理大

□阪神リーグ 5/2 関西国際大vs天理大□

   
天理 0000000
関国 0310200

○榊原
●尾崎、山下、中野、小西

本塁打)安田(関) 三)樋口(関) 二)上月(天) 

榊原が完封、貫禄の大人のピッチング

 今春の阪神リーグ、投手のベストナインに榊原諒(中京2)の名があった。
14試合中11試合に登板したまさに大黒柱。
中京から三菱自動車岡崎入社後、1年間の活動休止に遭い
その間に関西国際大への受験を決めた。
だから、年齢は21歳だが学年は一つ下になる。

中京時代は秋の神宮大会優勝。
切れ味鋭い絶妙のスライダーに140キロ近いストレートの
コンビネーションで、3年夏の岐阜県大会では28回で38三振を奪った。
その奪三振率は大学入学後の今でも健在だった。

天理大1回戦で延長11回を投げ抜きサヨナラ負け
中3日で臨んだこの日も先発マウンドにのぼった。
175センチ、67キロの細身な体は中京時代と変わらない。
しかし、その落ち着き様というか立ち姿でさえ
他のピッチャーとは何か違うものを感じた。
試合は7番・安田裕樹(神港学園2)の先制3ランなどで
関国大が試合を優位に進めていった。
榊原がピンチを背負ったのは6回だった。
ここまで2安打の2番・上月健司(社4)にセーフティを決められると
焦った榊原が悪送球し、無死二塁。
この試合で、初めて榊原の取り乱した姿を見た。
ここからが、圧巻だった。
つづくバッターを得意のスライダーで投ゴロに打ち取ると
右の4番・上田鷹浩(高田商4)のときに盗塁を決められるが
お構いなしに外角いっぱいのストレートで、捕飛。
左の5番・川那辺和典(一条4)には内角ストレートで遊ゴロ。
何事もなかったかのように、いつもの足取りでベンチに帰る榊原。

このピッチャー、全国で投げさせてみたいと思った。

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阪神大学リーグに初めて行く。
関西学生や関西六大学よりも見るのが楽しみだった。
試合会場は豊中ローズ球場。
アクセス抜群の球場なのだが、観客は20人もいない程度・・・
応援団も一人も来ず、静かななかで試合はスタートした。

その前に、関係者室へ行きパンフレットをいただく。
対応してくれたのが大体大の市来史弥委員長(伊丹西4)。
や「パンフレットを買いたいんですけど・・・」
市「はい!ありがとうございます!無料です、どうぞ」
や「ええ!!無料ですか・・・」
非常にテキパキと礼儀正しい子だったが
パンフを見たら背番号10でベンチ入りしているプレーヤーでもあった。

試合前のノックが終わると、全員でグラウンド整備。
5回と試合終了時も両チームの部員だけで整備するなど
その風景はまるでオープン戦のようだった。

 

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