■6/1 東京六大学 早慶戦■

※敬称略/メイン・しぼれない(笑)

                    H E
0 2 1 2 0 0 1 0 1 10 0
2 0 3 0 1 1 0 3 × 15 1 10

)○清水-吉井―坂本
)●清見-日暮-参鍋-小林基-小林康―安藤明  

本塁打/池辺(K) 武内(W)
二塁打/田中、山田悠、坂本(W) 堤野、中村(K)
  失策/比嘉(W)

 近年の早慶戦には珍しく、乱打戦となった今季。
両エースは、自分の持ち味を発揮できずにベンチに下がった。
5回のグランド整備が終わると、早稲田ナインは「よっしゃ!」という声とともに
各々のポジションに散った。
貧打のイメージが強かった慶大が、既に5得点。
前評判通りにはいかない、何かが起こりそうな雰囲気を漂わせていた。

清水が5回で降板すると、背番号15・吉井が出てきた。
吉井は、OP戦でも結果を残し、安定したピッチングを見せてきた
早稲田が誇るキングオブホールド。光星学院の斉藤や
日南の川口という、いわゆる鳴り物入りで入部してきた仲間がいる中で
彼は、一浪して入った苦労人だ。
たった1点のリードでマウンドにのぼった吉井。
この1点がプレッシャーにならないか、少し不安になった。
福田和、杉吉を連続三振、松田に四球を与えるも、堤野も三振でしめた。
うち、福田和と堤野は、カウント2−3から奪ったものだった。
その裏、早稲田は由田の内野安打で1点。リードは2点に変わった。

 のままズルズルといかないのが、今季の慶應。
7回表、池辺が四球、早川が送りバント、バッターは中村。
こちらも一浪の末に入部した選手。しかも吉井と同学年だ。
レフト前に運び、チャンスを広げる。
つづく結城秀がライトに犠牲フライ。早稲田との差を再び1点に縮めた。
打率こそ低いものの、ここまで5安打5打点とチャンスに強い。
しかも、ファールで4球粘り、2−3と追いこまれてからライト方向へ。
この中村と結城秀、特に結城秀は、秋、数字を残そうと必死になってくるだろう。



(文句無し!試合を決定づける3ランを放った武内(真ん中)、左は鳥谷、右は青木)

 はわずかに1点。7回こそ1点を失った吉井だが
8回は、田中の好プレーもあり3人で抑えた。
この状態で9回をむかえるのは、厳しいものがある。
ふと、スコアを見ると、先発全員安打か・・・と思ったが
投手と、ある選手だけは打っていなかった。
ある選手は、ここまで見事なほどの内野ゴロばかり。
(@二ゴA二ゴB三ゴC一ゴ)
しかも、全て得点圏にランナーがいる場面だった。
これが打率3位の武内なのか。このままで終われない。
カウント2−1と追いこまれ、140`台の球をどんどん投げてくる小林康(またも同い年)から
打った打球は、ライトスタンド直撃弾。
先輩・池辺も打球を追おうとはしない。打った瞬間にわかる大きな
そして価値ある3ランとなった。

投球練習をしていた吉井の表情が一気に崩れた。
これで早稲田の勝利は決まった。

 

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