トップアマ観戦記>06秋季千葉県大会1回戦

□1回戦 9/16 成東vs八千代松陰□

     H
成東 311000010 13
松陰 100000000  9

成)黒川−内山
八)橋本、綿引、明石−花島、古谷

本)伊谷2 二)内山、土屋、太田(以上、成東)

1年生の伊谷が2ホーマー!
    守っても無失策、エース黒川が完投勝利

 試合前ノックが始まるときのことだった。
成東の主将で捕手の内山優がかけ声を言おうとしたら
あぁー!おい!」 だった。
すでに、外野の選手たちがグラウンド内に入ってしまっていたのだ。
すると、「成東高校、シートノックにお入り下さい」のアナウンス。
内山ら内野手たちは苦笑いを浮かべて、慌てて走っていった。
新チーム初の県大会。なのに、ちょっぴり格好がつかなかった。

 しかし、出足は実に軽快だった。
先頭の伊藤竜麻が敵失で出塁すると、つづく土屋朋彦のバントは
三塁線上にきれいに転がる絶妙のもの。
1年生で3番に抜擢された伊谷優人がストライクを取りに来た球を
右翼スタンドへ2ラン。思わぬ形での先制にベンチは大盛り上がりだ。
本塁憤死で2死とされるが成東の攻撃は止まらない。
5番・内山の二塁打のあと、田辺の当たりは右翼の前にぽとりと落ちる適時打になった。

 3点をプレゼントされてマウンドにのぼった黒川実智。
1年時からベンチ入りし、この夏は遊撃手と投手で試合に出場していた。
東金西中学時代は投手だったこともあり「投げたい」が本音。
念願のエースナンバーを背負ってのマウンドになった。
初回、緊張からか1点を失うが、ピンチでバットに引っ掛けさせて併殺。
味方の得点が0になった4回から7回まで三者凡退に抑え
相手に流れを渡さなかった。

 8回、成東の円陣からは「監督に、勝利をプレゼントするぞ!」の声。
(本当はもっと面白いことを先に言っていたようだが
反対側で見ていたため、聞き取れなかった)
岩名地総監督と酒井利彦部長がベンチ奥で思わず笑みをこぼしていた。
その直後。3番・伊谷が先ほどと同じ方向に放り込んだのだ。
相手投手が左に変わっても、自分のスイングが出来ている伊谷。
終わってみれば先攻、逃げ切り、ダメ押し、そして無失策。
幸先の良いスタートを切れた試合になっていた。


選手たちの円陣に思わず笑顔の岩名地監督(左)と酒井部長


2本目をライトスタンドへ放り込み笑顔の伊谷

Check☆アルプス
八千代松陰の応援を仕切っていた部員が
アカペラで歌を歌い始めたのだが、初球を打ってしまったため
1フレーズで終了・・・ ムキになって最後まで歌い
その声は天台に響き渡った。

Check☆番外編
写真を見るとわかるのだが、成東ベンチで念力(?)を送る部員がいた。
しかも、効果があったのか、気付いたら
念力を送る部員が2人から3人に増えていた。
しかし、3人になるとその打者は見逃し三振してしまった・・・

敗者輝く時
3人目のマウンドには左腕の明石智尋。
がっしりとした体格をいかしたような重たいストレートが武器。
打っては3番を任され、唯一の適時打を放った。
松陰は背番号と守備位置がバラバラで、位置変更も何度かあった。
まだチームが出来上がっていないのか。
春以降に期待したい。


右打者の内角に決まる重たいストレートが魅力の明石

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