■9/29 東京六大学 慶大vs東大■

※敬称略/写真はありません。

                    H E
0 0 0 1 0 0 0 0 0 7 1 1
0 0 0 0 0 1 2 0 × 7 0 3

)長田―栗林 
)児矢野-浅岡-山下―河原 

盗塁/早川(K)
失策/児玉(T)

応の秋は、春を見ていたものとして見違えるような姿である。
そんな絶好調の慶応が、もしかしたら1番苦戦した試合が
この東大1回戦かもしれない。この絶好調の影で、納得のいかない
投球をしているのがエースの長田だ。春前に足を痛め、恐らく秋も
完治せずに挑むことになったと思う。
東大も今季はいつもと違う。
特に児矢野が最後の神宮の舞台で意地を見せているようだ。

先制したのは東大だ。4回、4番の入山の打球が二遊間を抜ける。
追いこまれてからの5球目だった。
つづく児玉もライト前へ運ぶ。入山はナイスランで3塁までいく。
細川が早大戦で負傷し、先輩である増山がバッターボックスへ。
お見事、三遊間を抜け1点を先制した。
もちろん長田の顔は「まさか」という表情を見せた。
しかし、つづく長島を併殺に、河原を三振に打ち取った。
慶大は4、5回も全く点が入る気配がしない。

うやくヒットが出たのは、6回。打撃ランキング首位を走る
喜多のショート内野安打からだった。
つづく三木のあたりもサード内野安打。松本は右飛に終わるが
早川の犠飛で同点に追いついた。
だが何となく、いい点の取り方ではない。
そう思った(?)慶大は7回にも、先頭の湊川が二遊間、
長田がきっちり送り、代打の寺田にはストレートの四球。
どうも法政戦のサヨナラ弾が頭にあったのかもしれない。
代打の北原にも四球を与え、ここで児矢野降板。
3塁側からは大きな拍手が送られた。
誤算だったのが、2番手の浅岡。むかえるバッターが喜多だったというのも
精神的に辛いものであるが、さすが喜多である。
センター前へ運び逆転。三木の犠飛で寺田も返る。

最後の東大の攻撃。途中から守備についた北原に注目したい。
彼の守備には惚れ惚れすることがある。
春も何度もあった。その瞬間を目の前で再び見ることができた。
1死、増山のあたりはセンターへ抜けるかと思われた。
しかし、北原のナイス守備で打ち取った。
春は打率低迷で秋もスタメンは1年の杉吉に譲ったが
“ショート”という内野の要は誰にも渡したくない そんな勢いが感じられた。

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