トップ大学野球観戦記>10/13 東都大学リーグ 東洋大-駒大1、2回戦

□東都リーグ 10/13 東洋大vs駒大@□

   
東洋 000001001 00
駒大 200000000 01×

秋山、岩田、増井、○福井
●大場

本塁打)榊原2ラン、ソロ
三塁打)上岡
二塁打)名田、坂田

□東都リーグ 10/14 東洋大vs駒大A□

   
駒大 000120000
東洋 01000003×

増井、福井、●奥山、坂口
永井、畑山、○大場

本塁打)上岡ソロ、3ラン
二塁打)坂田、屋宜

榊原が500勝の祝砲、上岡が最上級生の意地
          決着は20日、東洋が負けると青学V

 まるで鏡を見ているかのような二日間だった。
1回戦、榊原浩司(仙台育英2)ひとりにやられた東洋。
2回戦、上岡正慎(太田市商4)ひとりにやられた駒大。
勝負の行方は次週に持ち越された。

 1回戦。東洋先発の大場翔太(八千代松陰2)は
初回にいきなり最速タイの149キロを計測するも
3番榊原に2ランを許した。
援護したい東洋はここまで1試合平均5得点の打力を持つ。
しかし、秋山章悟(観音寺一4)の前に、9回途中まで1点に抑えられた。
毎回チャンスを作るも、あと1本が出ない負けパターンだった。
だが土壇場9回に、上岡が同点3塁打を放ち、延長戦に突入。
陽は落ち、そして神宮に明かりが灯った11回。
大場が投じた139キロのストレートを、榊原がまたもライトスタンドへ運び
太田誠監督のリーグ通算500勝を祝った。
ホームベース付近には歓喜の輪、雄たけびが響いたが
大場は打球の方向を見つめたまま、動けなかった。
悪夢のような一日」(大場)
東洋は足早に帰っていった。

 翌日。東洋は2回に、上岡のソロホームランで先制。
打った瞬間両手をあげ、打球はライトスタンドのファール際ぎりぎり中段へ。
(あの位置にはなかなか運べない)
だが、東洋は守備で自滅し、5回には逆転を許す。
駒大は6回の1死満塁のピンチを奥山飛龍(都八丈4)が凌ぎ
7回も三者凡退とリズムが良かったため、このままいくかと思われた。
 東洋は8回、1番大槻悦史(徳島商4)が内野安打で出塁すると
3番中倉裕人(PL学園1)も中前安打。1死1、3塁。
バッターボックスには上岡。
カウント1−3からストライクを取りにきたスライダーを思い切り振りぬく。
当たりはライトスタンドに吸い込まれる逆転3ラン。
絶好のチャンスで最高の働きをした上岡。
静かなる主砲は、逆転優勝へ望みをつないだ。
そのとき奥山も、昨日の大場のように打球を目で追ったまま。
この瞬間、駒大の優勝は夢と消えた。

逆に悪夢から目覚めた東洋。
その果てに見える優勝の二文字を追って、残り全勝するしかない。

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東洋は残り試合(駒大3回戦、青学戦)で
全勝すれば優勝が決まる。
ただし、駒大に負けるとアウト。
青学で2勝1敗だとプレーオフ。
優勝への道のりは険しい。

 

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