vs TOSHIBA

――――赤vs青――――(敬称略)

今日の先発は前日からの連投である鈴木
初回につかまってしまったがその後は立ち直りを見せた。
しかし今日の東芝戦。全く逆だった。3回途中までノーヒット。
同じく東芝の先発・須田も完璧に抑えていた。
松下打線はゴロがよく飛ぶ。しかも粘らずに早いカウントから打っていく印象があった。
ちなみにこの試合で両チーム合わせて「ショートゴロ」というのが
11度もありました。田原平馬の両選手がよく守っていたと思います。

試合が動いたのは5回の表。松下の先頭打者・上中がサード内野安打で出塁。
8球粘ったあげくのヒット、これが松下にとって最初のヒットだった。
そして上中にとってはこの安打によって全試合ヒットを達成したことになる。
つづく上野にはストレートの四球。九鬼が1度でバントを決めた。
1アウト2.3塁で田上須田のストレートを打ち、三遊間へ…
まず1点。8番・山口は東芝のエラーで出塁すると、同時に上野がホームイン。
田原が倒れ、1番・清原がレフト線への綺麗なヒット!田上が返りこの回に3点を奪った。

しかしその裏、ピンチがあればチャンスありということで鈴木安田に死球。
そこで松下ベンチは動いた。大久保を投入。しかしすぐに7番和田
ヒットを許すと、当っている吉川に初球をライト線へ2塁打。
安田が返り1点。伊勢は三振、有銘をファーストゴロに打ち取るも
その間に和田がホームイン。
しかし、ここからがまずかった!工藤には死球、3番・平馬の打席でなんとワイルドピッチ☆
吉川が返り3点目。なおもランナー2アウト2塁で再びワイルドピッチ。
結局なんとかその場を抑えチェンジ。あっという間にふりだしに戻ってしまった。

ここからしばらく試合が動かない。大久保も6回は3者凡退に抑えれば、
東芝も代わった今井が好投。ここで注目すべき点がある(独断です)
少しづつではあるが、松下の打線がボールに食らい付いて行くのがわかった。
逆に東芝打線は攻撃が短調になってくる。特にここまでノーヒットの山口田原
空振りの三振に終わるものの本当によく粘っているのがわかる。
これが最終回、どういった展開になるかはお楽しみに。
7回からは愛敬がマウンドに登った。彼が投げれば勝つというジンクスを背負いながら…
しかし、愛敬は捕まってしまう。
1アウトを取るとそこから連打を浴び、工藤はこの日3つ目の死球。
ちょっと顔も怒っていた。
この1アウト満塁のチャンスにバッターは日本代表の平馬
愛敬の4球目を打った当りはセカンド真正面へ。
最悪のゲッツーで終わってしまった。
7,8回と両チーム、ヒットは出るものの打線が繋がらず終わってしまう。
またこのまま延長戦に突入するのであろうか?とファンは思ったに違いない。

9回表・松下最後の攻撃は前の打席で3球三振に終わった吉田からだ。
既に東芝は3番手・銭場に代わっている。
この吉田の当りが優勝への一歩だったに違いない。初球を大阪D上段へ運ぶ
ホームラン!!打った本人もビックリし、ベンチは大騒ぎ。
吉田自身、少し目が潤んでいたように見えた。打った瞬間にわかったHRだった。
東芝の捕手・安田もすぐに肩を落としてしまったほど大きな当りだった。
このHRを投げた銭場は「悔しい」と後で話している。
ムードは松下に傾く。九鬼も相手のエラーで出塁・田上がきっちり送ると、
山口。1ストライク3ボールから打ったボールは内野安打。
つづく田原は5球もファールで粘ったあげく、一二塁間を抜けるヒットで
九鬼が返りホームイン♪ 奥野倒れて、主将の西岡
西岡は前の打席で気迫のヘッドスライディングを見せチャンスを作っている。
思いが通じ、内野安打で2アウト満塁。途中出場の井上
試合を決定付けたセンターオーバーの3塁打。
走者が全て返り、一気に最終回に5点を入れた松下電器。
昨秋の決勝(vsシダックス)では9回3者三振で終わってしまった打線。
昨年と同じことを繰り返すわけにはいかない」そう思ったに違いないだろう。

最終回のマウンドに立ったのもやはりこの人・愛敬
が、和田吉川に連続ヒットを許すと伊勢は三振。
この伊勢、以前までの試合ではラッキーボーイ的な存在だった。
ケガで出場を断念した選手の代わりだったのだ。
ストレートに強く松下でも恐れられていた打者の1人であろう。
しかし伊勢は今日、3三振に終わっている。これは東芝にとって痛かったに違いない。
1アウト1,2塁。バッター1番・山本愛敬の4球目の当りはこの試合、7度目の守備機会になる
ショート田原の元へ、セカンド西岡、ファースト山口。ゲームセット!
青いユニフォームの軍団が愛敬そして九鬼の元へ走っていく。あっという間に愛敬は潰され
どこにいるのか、わからない状態となってしまった。
赤い東芝ナインはじっと遠くを見つめる。涙は無いが、悔しい目をしていた。
昨年は同じ関東で赤い軍団・シダックスに破れた、名門・22回の出場を誇る松下電器。
島田監督、6年目の思いが叶ったのでした。

 

投手=1 捕手=2 一塁手=3 二塁手=4 三塁手=5 遊撃手=6 レフト=7 センター=8 ライト=9
f=フライ g=ゴロ l=ライナー h=ヒット バント=* k=三振 b=ボール hr=本塁打 db=デットボール
(例) 6h4=二遊間を抜けるヒット  82=センターオーバー2ベース 1*=送りバント

  背番号 位置 選手 打法
 28 9/7 清原 k     5f 7h         3打数1安打1打点
   25 PH/7 奥野               7f 9f 2打数0
 1 4 西岡 6g     5l 1g     3h 6h 5打数2安打
 24 7 水谷 9f     6g           2打数0
   2 PH/9 井上           6g   k 83 3打数1安打3打点
 33 8 上中   6g     5h 5g   8f k 5打数1安打
 8 DH 上野   3g     b         1打数0
   0 PH/DH 吉田           k     hr 2打数1安打1打点
 10 2 九鬼   9f     1*   8f   eエラー5 4打数0
 9 5 田上     6g   5h6   6h4   1* 4打数2安打1打点1盗塁
 7 3 山口     7f   e1   k   3h 4打数1安打1打点
 6 6 田原     8f   9f   k   3h4 4打数1安打1打点

 

背番号 選手 投方 投球回数 打者 安打 三振 四死球 失点
 11 鈴木 4 0/3 15
 16 大久保 2  10
 15 愛敬 3  12 私のスコアだと2

愛敬投手の三振の数ですが、松下電器HPだと三振1です。
私の記録上だと8回のvs鈴木、9回のvs伊勢が三振となっています。
まぁ恐らくHPの方が正しいと思いますが。

※東芝の情報が欲しい方は連絡下さい

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