トップ05秋の九州大会>レポ2日目

2005年秋季九州大会日目

  2回戦
  中部商vs藤蔭

    藤蔭 000 120 000 
    中部
010 320 02×  
    
釘宮、古沢、下見−遊佐
    池間、屋宜−伊佐
    


途中KOとなったが直球のキレは抜群の釘宮啓輔(1年)

 大分県大会は序盤から杵築、雄城台といった実力校が
相手だった藤蔭。そのなかで5試合3完封という
大黒柱ぶりを発揮したのが1年生の釘宮啓輔だった。
夏の大会もベンチ入りし、藤蔭投手陣の底上げの
キーマンともなった釘宮。
新チームからエースナンバーを背負い
九州大会出場の原動力となった。
 右サイドから最速142キロのストレート。
この日も初回からそれは冴えわたった。
強打という下馬評の中部商打線を三者凡退。
幸先のいいスタートを切ったかに見えた。
 しかし、2回はいきなり先頭に四球。
変化球の調子、カーブが低目を意識しすぎて
入らなくなってしまった

なおも、2死から先制適時打を許してしまう。
縦に落ちるスライダーも決まらず。
変化球が決まらないとわかった中部商打線は
ストレート狙いのバッティングに。
4回には二塁打を含む3安打を浴びせ
釘宮をマウンドから降ろした。
安定感がないのがダメ。いや、実力がないんです。
今日は30点です

 この日、釘宮が打たれた6安打は全て左打者が
打ったもの。初めての県外公式戦はほろ苦いものに
なったが、まだ1年生。これからの成長ぶりが楽しみだ。
★おまけ
中部商の応援は指笛が凄まじいくらい鳴り響いていた。
特にタイトルバナーに使用した球児くんは、響き具合が半端なし!
この日、私の耳は彼の指笛がずーっと鳴っていたのでした。ピィー

  2回戦
  延岡学園vs沖縄尚学

    尚学 000 000 000 
    
延学 010 100 01×  
    
大城、井戸−仲村
    大西−津田
    


見事12K完封、赤いグラブの大西靖彦(2年)

 スタメンに180センチ台が3人並ぶ尚学。
対して、ちょこんとマウンドに登ったのは
身長わずか167センチの大西靖彦。
ややアンダー気味のサイドスローピッチャーだ。
武器は内角を突くストレートと外へのスライダー。
ストレートはシュート回転してさまざまな変化を魅せる。
今日もこの2種類が光り、尚学にホームを
踏ませなかった。

 もともとはオーバーで130キロ台後半を投げられた。
でも、1試合平均10個くらいの四球が・・・」と
コントロールが最大の課題だった。
昨冬に就任した浜崎満重監督の勧めでアンダーへ。
5月には段々腕が上がってサイドになりました(笑)
でも、自分にすごく合うと思いました。
打たせてとれるようになったのが大きい

自分にピッタリのフォームを見つけると
夏には初めてベンチにも入ることができた。
 この秋はその力を思う存分発揮。
宮崎県大会では21イニングを投げて防御率0.00。
優勝に貢献し、センバツのかかった大事なこの日は
春夏甲子園出場の尚学を完璧に抑えた。
打たせて取る自信はありました
白い歯を見せて、にっこり笑った笑顔が印象的。
終わってみれば、12奪三振という内容だった。
自分が投げて試合を作ることがエース像」だと話す
大西。“スピード”を捨て、得たのは本物のエースだった。

つづく

 

 

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