トップ大学野球観戦記>11/16 神宮大会 神大-青学

■11/16 神宮大会 神大vs青学大■

※敬称略(全国大会は学年、出身校を書くサービス)

                    H E
0 0 0 0 0 4 0 0 0 4 1
0 1 0 0 0 0 0 0 0 7 1

)○荻野―田口 
)●高市-清水-上津原-豊島―加藤 

本塁打/山内(A)
三塁打/後藤(K)
二塁打/田口(K) 矢尾、山内(A)
  失策/多田(K) 高市(A)

 前日、テレビで神大のサヨナラ勝ちを見た。
2点を先制され、7回に追いついた試合だった。
長打は1本だけ。コツコツ地道に追い上げる姿に
この日も期待するものがあった。

日曜日。同じ関東にある青学とは対照的なスタンド風景。
OB、学生、学校関係者でうまった3塁側。
「じーんだい!」という音頭や、平安が使う応援、リパブリック賛歌(=ヨドバシカメラの歌)など
六大学の応援に慣れ親しんだ者にとっては、何だか新鮮な応援。
選手も「リーグ戦とは全然雰囲気が違うし、気持ち良い」と声を漏らしていた。

横浜商大との優勝決定戦で、3連投を経験した荻野忠寛(桜美林3)が先発。
昨日も7回まで投げていたが、制球がイマイチだった。
一夜明けた荻野はどうか。2回に、この回先頭の4番・山内徹也(長崎日大3)に
一発を浴びてしまう。
4回には、追い込んでから2番・矢尾倫紀(福井商4)に2塁打を打たれ
いきなりピンチを背負う。3番・中尾敏浩(PL学園3)が送り、バッターは山内。
一発の影響か、敬遠気味に四球。5番・金子洋平(国士舘4)は三振。2死1、3塁。
6番・円谷英俊(横浜1)。球は130k台後半が計測され、力が入っているのがわかった。
円谷にも四球を与え、満塁のピンチを背負った。
ここまで見ると、そうそうたるメンバーだ。
みんな甲子園経験者。戦国・東都を制した青学というエリート選手がズラリ並んでいる。
だが、中田公一監督は「こういう学校に尻込みする態度が無くなってきた」と言う。
むかえるのは、7番・加藤領健(PL学園3)。カウント2−2から空振り三振。
荻野は小さなガッツポーズを見せ、ベンチに戻ってきた。

 「高校時代はもちろん9番。でも打ってやろうと宣言していた(笑)
6回、この回先頭の荻野がセンター前で出塁する。
1番・小島弦太郎(藤沢西2)が送る。
だが、彼の足はイチローなみ。それを承知の上だろうが
高市俊(帝京1)が打球処理を焦り、記録はエラー。
つづく2番・多田広大(日大明誠3)の叩き付けたバッティングは内野安打に。
無死満塁、小技絡みの攻撃でチャンスを広げた。
バッターは昨日、同点タイムリーを打っている、3番・北村幸亮(横浜2)。
押し出し死球。結果はどうであれ、荻野が貴重な同点ホームを踏んだ。
まだ無死満塁。4番・田口慎一郎(崇徳4)の打球はセカンドへ。
小島が返り、逆転に成功。
満塁のチャンスで2得点は、厳しい。更に追加点が欲しい神大。
2死2、3塁で、6番・後藤喜太郎(興誠3)。スタンドからは「きたろー」コール。
ここまで2打席2三振。しかし、後藤は落ち着いていた。
セカンドの動きで球種がわかった
体が勝手に反応したという一振りは、走者一掃のセンターオーバー。
この回だけで4得点。あとは荻野が締めるだけだ。

ランナーは出すものの、焦りは感じさせない。
変化球主体で自分のペースに持ち込んでいた
スライダー、時にはフォークも操り、6回以降青学打線を3安打に抑えた。
試合後、クールダウンをする荻野は笑顔を絶やさなかった。
肩は張ってる。でも、明日いけと言われたら当然いきますよ
翌日、東亜大との決勝戦では、3回途中からマウンドにのぼる。
降板後、チームは7点差を追いあげ、3試合連続で逆転ゲームになるかと思われた。
しかし、無念のサヨナラ負け。日本一の栄冠は来年以降に持ち越された。

神宮大会の写真

 

 

 

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送