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第54回全日本大学野球選手権
〜青学優勝〜
青い空の下、青いユニフォームの青学大戦士が最後に弾けました。 「レフト(佐藤)の守備。あれからベンチの雰囲気ががらりと変わった」(河原井正雄監督) 1−1でむかえた8回表、一死から森志朗が三塁打で出塁。 逆転のピンチにマウンドの高市俊は「やっちゃいました・・・」とやや動揺。 すると4番堀江忠士の打球は風に乗ってレフト後方へ。 「いったかと思った」(高市) しかし、佐藤琢真が背走しながらナイスキャッチ。わき上がる青学ベンチ。 「8、9回あたりから疲れてきた」という高市はベンチに戻る際も 走ることなくゆっくり歩くようになり、明らかに体力を失っていた。 なんとか援護したい青学大。 延長10回。前の打席で大隣憲司の内角真っ直ぐ147キロを空振りした 5番楠城祐介がセンター前へはじき返す。 「まともに芯くらったのはこのときの楠城くらいでしょう」(河原井監督) つづく山川広大のバントをセカンド森志朗がエラー。 田仲勝治、藤野剛平が倒れて 二死2、3塁。バッターボックスには「守備固め」が本職の夏井一志。 大会4日前、東都首位打者の円谷英俊が夜間練習中に左上腕を骨折。 かわりにショートに入ったのが夏井だった。 「あいつが一番つらいはず・・・」(夏井) 「上で見て悔しくて最悪。活躍して!と思うけど、悔しくて・・・ でもみんな“おまえのために勝つから”と言われた」という円谷は 夏井に自分の皮手をたくしていた。 ここまで無安打だった夏井、大隣の2球目をライト前に運び、歓喜の輪ができた。 その姿を見守った円谷は涙が止まらない。 試合後、夏井は痛々しい姿で涙を流す円谷を見つけると 「この皮手で打てたよ!!」と抱きついた。 そして「円谷には秋までに治してもらわないと」と笑った。 河原井監督も「夏井が打ったというのができすぎ」とドラマチックな優勝に目を細め エース高市も「(怪我して)泣きそうになっていた円谷の笑顔が見たかったので良かった」 ところで殊勲打の夏井。実は、オープン戦でライトゴロになったことがある。 「だから一塁まで一生懸命走りましたよ(笑)」 最後は思い切りヘッドスライディング。 顔をあげると、仲間たちが覆いかぶさっていた。 |
■表彰選手一覧■
MVP 高市俊(青山学院大3) 最優秀防御率 大隣憲司(近畿大3) 0.00 首位打者 大崎雄太朗(青山学院大3) .637 敢闘賞 池田俊介(中央学院大3) 特別賞 大隣憲司(近畿大3)・・・1試合最多奪三振19、対札大 八木智哉(創価大4)・・・大会通算奪三振49 スピードアップ賞 中央学院大 ベストマネージャー賞 國井康太(青山学院大) |
個人的ベスト応援賞は創価大(爆)
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