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雑草軍団!

広島国際学院高校
        野球部

山が綺麗

 JR山陽本線・海田市(かいたいち)駅。広島市街から少し離れた
長閑な街に広島国際学院はある。

国際学院の名は、ごく最近知った。
一昨年秋の中国大会で、関西が逆転負けを喫した相手であり
その後の夏の大会でも、春の中国王者・瀬戸内に勝っている。
その程度の予備知識しか無かったが
近年の戦績を調べていると、準優勝チームを筆頭に
毎回良いところで惜敗していることがわかった。
私立ということもあり、さぞかし立派な専用球場があって
県外出身の選手も何人かいて・・・そういうイメージを抱いていた。

グランドに着くと、
サッカー部、ソフト部、陸上部が、両翼94mのグランドを
分け合って使っていた。
その奥に、ブルペンが2つ、バットやバックが綺麗に並べられていた。
部員は1、2年生だけで60人近い。
学校から往復5`の山道を上って下るランニングを終えた選手達が
続々と帰ってきた。
このランニング、以前までは何の競争意識も無く
“ただ走って帰ってくるだけ”だったそうだ。
しかし、99年に校名が変更になった頃からか、選手の意識も変わってきた。


後ろに見えるピンク色はサッカー部

選手たちの体はわりと小さい。
岡田祥治投手は160cmあるかないか。
私の身長(157cm)と変わらないが、これでも2枚看板の1人だ。
また高校に入って初めて野球をした子がいる。
「肩も弱いし、走るのも遅い。でも声だけは大きい」
その彼もムードメーカーとしてベンチ入りしている。
私の勝手な想像はどんどん覆っていった。


彼が岡田くん。武器は真っ直ぐとカーブだけど、現在調整中

2人一組でのキャッチボール、ワンバウンド捕球、刺殺の練習。
レギュラー同士で組むのは禁止しているという。
部員全員に同じ練習をさせるのが国際学院のルールだ。
「レギュラーを中心にもっと良い環境を与えれば
甲子園も出られるのでは」とは、他校からの声。
それは首脳陣をはじめ、皆が思っていることだ。
だが、全員で助け合ってほしい、
1つのミスは全員で取り返してほしい、と考える。
レギュラーにも、控えにも分け隔てなく野球の楽しさを教えている。
また野球部は“企業”だと長延公平監督は言う。
社員(=部員)が自分で働いて、表現して。
そのためには、1つ1つの練習にしっかりと目的を持って動いてほしいと。
刺殺の練習では、何度か集合がかかった。
「ただ投げるだけじゃダメなんだ、どういう球を投げたら
アウトにしやすいか、ちゃんと考えて投げろ」


『義理人情』 他にも砂川北や久居農林の字が入ったシャツも

つづき 

 

 

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