トップ新戦力の紹介>前田大輔、酒井泰志

Daisuke Maeda
Yasushi
Sakai

前田大輔

昭和54年9月14日 香川県出身
多度津工-駒澤大学-神戸製鋼
180cm80kg 右投右打

酒井泰志

昭和54年4月25日 埼玉県出身
大宮東-専修大学-いすゞ自動車
177cm75kg 右投右打   

この2人はとても似ている気がする。
甲子園に出場したわけではないが、大学時代にその才能が開花。
同じ東都で1部、2部の違いはあるが
チームには欠かせない存在であったことは確かだ。
そして、社会人で野球を続ける二人にとって
その内定先も、今季限りで廃部が決まった2チームである。

ここからが少し違う。
前田は神戸製鋼が廃部になることを知っていたにも関わらず
内定を決めた。特別に社会人1年目でプロ入りするためだ。
1年目で正捕手について、アピールするしかない、と語ったのは
駒大が日本一に輝いた11月。
日本一を決めたのも前田だったと言っても過言ではない。
リーグ戦たった1本塁打の彼が、逆転2ランを放ち、それが決勝点となった。
リード面は頭脳的と評判で、肩も良い。
3人の駒大投手陣をリードし、日本一に大きく貢献。
最後の秋は文句無しの満票で、初めてベストナインに選ばれた。
ただ、通算打率が低く、パワーヒッターという印象が無い。
180cm 80kgの恵まれた体格を活かせば、必ず主軸に座れるような気がするが。

酒井のいた専大は東都2部に所属しながらも、毎年のように
入れ替え戦に登場し、涙をのんでいる。
主将でエースだった酒井は、自身最後の入れ替え戦初戦で
東洋大相手に完封勝ちをおさめた。
最速146`に切れ味のあるスライダーが絶好調だったようだ。
しかし、自らが再び登板した3回戦では味方の援護に恵まれず
5回2失点で敗戦投手となり、専大野球部を去った。
このとき、広島のスカウト陣がかけつけていたが
結局指名されることはなかった。
その酒井はいすゞ自動車に内定、が、その矢先、突然の廃部が決定した。
前田とは違う、彼はわかっていての内定だった。
酒井はどう思っただろう。
一度は諦めかけたプロ野球への挑戦、私はここでもう一度目指してほしいと思う。

社会人1年目で指名が可能という、特別ルールでプロの門を叩いた選手は少なくない。
これをチャンスだと思い、2人には限られた時間の中で
結果を残すべく、チームのためにも全国制覇を成し遂げてほしい。

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送