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Michiya Minato

湊倫也

昭和６１年６月１１日　大阪府出身
北陽-日本体育大
１８３cm７６kg　右投右打

今春、日体大の先発投手二人はともに１年生だった。
第一戦を任されていたのは、
甲子園でも注目された日章学園の小笠原ユキオ。
最優秀投手賞、ベストナインに選ばれるなど
新人とは思えない結果を残した。
そしてもう一人が、無名の湊だ。

北陽高校時代、背番号は１０。
エースナンバーは現在近大に所属する櫻井大五が付けていた。
ベンチに入ったのも、櫻井が２年夏からだったのに対し
湊は２年秋と出遅れたが
左の櫻井、右の湊と言われ、投手陣は府内でも評判だった。
春、準決勝では櫻井が金光大阪打線を１安打完封。
翌日の決勝マウンドには湊が立ったが、東海大仰星に１２安打を浴び優勝を逃している。
夏は湊が先発することは少なく、リリーフにまわることがほとんどだったが
準決勝で甲子園に出場したＰＬ学園に敗れるまで
櫻井、湊の勝利の方程式は崩れなかった。

今季は５試合に登板し、防御率４位で終えるも
筑波大３回戦では毎回のように先頭ランナーを出す苦しいピッチング。
小笠原に比べ安定感に欠けるのが湊の課題。
そして、翌週の帝京大戦は先発を外されてしまった。
高校も２番手止まり。大学もこのまま２番手で、というわけにはいかない。
今、日体大の背番号１８は空いたまま。
いつか、エースナンバーを付けてマウンドに立ちたいところだ。
同時に左の小笠原との両輪で平成１０年秋以来の王座をつかみたい。