トップ北海道遠征記>札幌南

集え、野球好き!

札幌南高校野球部

 地下鉄「幌平橋」駅。
駅から歩いて少しのところに、札幌南はある。
道内屈指の進学校。00年夏には、甲子園出場を果たし
薄紫色の大声援が記憶にある人も多いだろう。
私も甲子園で試合を見ていたが、夕焼けと一塁側アルプススタンドの色が
今でも思い浮かぶ。

今日は、週に2回使えるという学校近くのNTT体育館で練習。
とにかく使えるものはうまく使っていく。体育館にあるあらゆるものを使って
様々なメニューをこなす。
1日の練習内容と時間は松田晃監督があらかじめ決めておく。
ランニングの合間や順番を待っている間に
各自がスクワットをやったりと、言われなくても体を動かしており
「自主性」がとても高い。
「こういうメニューがやりたい」と監督に相談にくる部員もいる。
「○○に良いということなので、ぜひ取り入れてみて下さい」。
みんな、野球が上手くなりたい!という向上心が本当に強い。
それは監督も言っていた。
「野球がうまくなるために何をしたら良いか。楽しんでやってます。
野球部辞めたい子なんて一人もいないんじゃないかな」
そんな野球大好きな部員は総勢43人だ。

練習メニューは豊富で濃い。まずはブラジル体操から始まる。
次は、チームを4つに分けて、各練習エリアを15分毎にまわっていく。
時間が短いぶん、一つの練習に対する集中力の高さが見られた。


マット1枚で上のような練習はもちろん、一回転して捕球したり使い道は何通りもある


バランスを保ちながら素振り


突然監督さんがループを並べ始め、部員を呼んでやらせてみた。簡単そうに見えるが、ループが動いてしまい難しい(左)

体育館の端では、テニスボールでバント練習。
また上の写真のようにおなじみのバトミントンバッティングもやっている。
ボールにも羽にも、1〜9までの数字が書いてあり
ギリギリまでその数字を見るように打たせている。

体育館外の別室では目のトレーニング。
紙いっぱいに矢印が書いてあり、それに合わせて目を動かす。
渦巻きになっているものや、指の運動もあった。
もう慣れている選手がほとんどだが、最初のうちは混乱しそう・・・
また週に1度はヨガもやる。参加は自由だが、ほぼ全員が参加しているそう。
休みは週に1度。休むことも一つの練習だという。

じ〜〜
くぐって馬飛び(左)。どちらも基礎体力向上につながる運動。           後ろから羽が!!(右)

 
ボールを上から転がして・・・(左)                素早く動いてキャッチ!(右)


                    
部員の案で取り入れられたトレーニング。
もちろん、何に効果があるのか
説明する。
本や雑誌、テレビなどで得た情報を
積極的にやってみる。

練習後半は、体育館全体を使って試合形式の練習。
挟殺プレーの練習、ランナー1、3塁の場合、ランナー2塁でバントの場合などなど。
練習前に「重盗形式もやりたい」という案が出て
早速それも採用された。
順番を待っている選手は、投手のクセを盗もうとモーションを見つめている。
最後は監督も混ざって、バントの練習。
失敗すると罰ゲーム(というほどのものではないが・・・)が課せられる。
しかし、そこには和気藹々とした雰囲気が流れていた。

練習後には、部員の意見を聞く。気付いたことがどんどんあがっていく。
「○○をやっていたら、選手がぶつかりそうになって危なかったので気をつけて下さい」
またこの日は新しい練習メニューが全員に配られた。

全体練習を終え、監督が電気を消した。
しかし、「まだ残ってやります」と居残り自主練習に励む部員がいた。
野球が上手くなるために、努力を惜しまない札南の選手たち。
自らの可能性を開花させる場所、そこが札南野球部だ。


「ラッキー」の声で。笑いすぎてる子もいます(笑)

 

*Special Thanks  松田晃監督、野球部の皆さん
            この場をお借りして、本当にどうもありがとうございました!

 

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送