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打倒広陵!

崇徳高校野球部

 アストラムライン・白島(はくしま)駅から徒歩5分。
市街地からすぐ、太田川沿いにある男子校です。
甲子園経験もある学校ですが、それよりも魅力を感じたのは
大学野球で、年に何度も崇徳出身の選手を目にすること。

今季、小山良男(横浜→亜大→JR東)の穴を埋め
全国準Vに輝いた川本良平捕手、同じく亜大の高橋清一投手も同校出身。
神宮大会準Vだった神大の田口慎一郎捕手、
他にも上武大、流通経済大など全国区の大学でレギュラーとして活躍している。

この春から監督に就任した藤本誠監督は
2001年までブルペン捕手として亜大に在籍していた。
158cmと小柄な監督さんだ。
高校時代は最後の夏に、県大会決勝までいっている。

ここ数年の崇徳の戦績はここを参考にしてほしい。
見ての通り、優勝校相手に惜敗するパターンが多い。
今秋は地区予選敗退。というのも、チームは1年生が主体。
左腕・片田健太と、夏の大会にベンチ入りしていた島崎靖志とのバッテリー。
島崎は「いつもスランプ(笑)」と首脳陣を困らせているとか。
ちなみに主軸も1年生だ。部員は全体で30人前後だが
1年生が多く
秋の1年生大会では圧倒的な強さで優勝を決めている。

【1年生大会戦績】
○12−2国泰寺
○7−5広商
○11−4山陽
○7−0宮島工


手前で打っている子は吉岡直紀

 この日は雪の影響で簡単な練習。
その前に、ネットに積もった雪を下ろす作業が。
学校のグランドは小さい。この小さいグランドでラグビー部や
サッカー部と練習を一緒にする。

グランド全体が使えるときは、マシン4台に投手2人の
計6人が打撃練習をする。近所の屋根にボールが飛ぶこともしばしば・・・
練習試合が解禁になると、週末はほとんど遠征に出掛ける。
また、近くにある竜王公園で練習や試合をすることも多い。


赤いから1年生!

青い靴下は2年生、赤い靴下は1年生。
区別はされているものの、上下関係はほとんどない。
2年生に1年生がアドバイスを送る光景も見られた。

グランドコンディションが悪く、ノックなどが見られなかったのが
残念だったが、私が想像していたものとは少し違った。
亜大といえば、規律も厳しくキビキビした雰囲気が流れている。
そういう学校に毎年何人かの選手が進学するということは
崇徳も上下関係が厳しくて、部員数もそれなりに多いのかと思った。
先輩に呼ばれて直立不動になる1年生がいたりするのか。
しかし、その想像は完全に覆された。
「上下関係?そんなの全然ですよ」と言うように
靴下の色で学年は区別されているものの、そんな雰囲気は無い。
上の写真で、吉岡副主将にトスをあげているのは1年生だ。
20球連続で打つ練習で、1年生が間違って1球少なくトスをあげた。
それに「なんだよう」と文句をいう先輩。
後輩はニヤニヤ。微笑ましい光景だった。

試合経験の少ない1年生が主体だった秋。
地区予選敗退とはいえ、来年、再来年がとても楽しみなチームだ。

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