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Tetsuya Yamaguchi

山口 鉄也

昭和58年11月11日 神奈川県出身
横浜商-ダイヤモンドバックス
高3夏、神奈川県大会 準々決勝敗退
181cm 74kg 左投左打

2月14日の朝、新聞のスポーツ面に山口の名があった。
夏の県大会、偶然にも彼の投球を見ていた私は驚いた。
ダイヤモンドバックスのスカウト陣に誘われ、1月15日
入団テストに挑戦し、見事合格。
大学進学を考えていたが、はれて、メジャー行きを決めた。
MAX140`の速球に、変化球もスライダーにカーブと多彩。
しかし、そう簡単にここまでこれたわけではない。

中学時代、軟式野球でエースだった山口は全国大会に出場。
だが、高校入学はケガで「エース」という座には
ほど遠い存在だった。
高3春の県大会は投手としてではなく、外野手として出場していたくらい。
名門・Y校のユニフォームでマウンドに立ちたい。
近年の神奈川は、ベスト4の学校がお馴染みで、Y校はその4校に
入っていないのが正直なところ。(個人的には入ってほしい!)
夏の県大会までには、何とか間に合わせたかった。
初戦は、最近力を伸ばしてきている、慶応藤沢。
そのマウンドにはエースナンバーをつけた山口がいた。
「うちの秘密兵器」とは安達監督の言葉。
終わってみれば、12奪三振の完封勝利。
大型左腕として、やっと一躍注目されるようになった。
これで夏は終わらせない――――
今大会屈指の好カードと言われた、鎌倉学園戦。
鎌学は春季大会で横浜高校を破るなどし勢いに乗っていた。
初回に連続四死球などもあり、2点を失う。
4回には味方のエラーがからみ、更に1失点。

しかし、ここから彼の本領を発揮することになる。
5回以降、許したヒットはたったの2本。ランナーを出しても
落ち着いた牽制を見せて、流れをY校に傾ける。
そして毎回の6奪三振と、力投を見せた。もたついたのは初回だけ。
あの炎天下で、球速が落ちる気配も無かった。
その力投に応えてくれたのが打線。8回、逆転に成功しそのまま逃げ切った。

残念ながら、山口の夏は、準々決勝の横浜戦で終止符をうつことになる。
やはりこの試合でも、初回の4失点だけで、その後はほとんど0が並ぶ。
ただ、四死球が10と多かった。この点も山口の課題と言えそうだ。

まずは体力作りからだと本人は言う。
ジムに通い、バックスから送られたメニューのもとトレーニングを積んでいる。
プロ野球選手がメジャーに挑戦する中で、高卒・山口にも期待してみよう。

(参考資料・読売新聞)

 

 

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