トップ野球部訪問記北海道とよひら〜北海道練習試合記〜>北海〜ミスが出てもカバーし合える仲間たち

高校野球部
〜ミスが出てもカバーし合える仲間たち〜

このサブタイトルは美馬健太主将に“今年のチームはどんなチーム?”と
尋ねて、返ったきた言葉だ。
二遊間をはじめ、昨年から残ったメンバーも多い。
そして、昨夏実力がありながら支部予選敗退という屈辱を
味わい、「今年は必ず全道へ」という強い思いもある。

5月1日 対北照

北照 101130011=8
北海 000000000=0
<スタメン>D松本C十島B石村E美馬F小熊@吉中H佐藤A中田G大下

土砂降りの試合の後、雨は止み、午後から練習再開。
平川敦監督がピッチャー役をつとめ、実戦形式練習。
アウトカウント、ランナーを決めチームを分けて
試合をしていく方式の練習は、意外にも初体験だそう。
個人的にいい声、動きをしていたと思ったのが
北村くん。(下の名前がわかりません)
バントもうまく決めていたし、何より声もよく出ていた。

この日はB軍は東海大四で試合。
なんと四高グランドから北海まで走って帰ってきた・・・
四高グランドは藻岩山のさらに先。かなりの距離では?

5月4日 対旭川商

旭商 100032010 =7
北海 120000112/=8
<スタメン>H佐藤C十島B石村E美馬F小熊G大下D宮越@新井A中田


旭商のユニ。すごい色です・・・

5月4日 対旭川実 ←観戦記

旭川商、旭川実ともに左胸に縦に校名が入っているものだった。
これが旭川流なのだろうか??
旭川商のショートの守備がかなり上手かった。
1つエラーが付いたが、打球をしっかり正面で取るなど基本に忠実。
ボールに食らいついていく姿勢も良く、印象に残った。

さて、北海は練習試合の際、イニングの合間に外野のポール間を
試合に出ない選手がランニングする。往復絶対。
かなり必死に走っているのが目についた。
試合後の練習では、1年生が基礎体力作り。
なかなかしんどそうで、何度もおんぶを止めてぐったりしていた。


1年生たち。お姫様抱っこバージョンもあります

この5月4日の2試合はネット裏で今年入部した選手のお母さんと
一緒に観戦させていただいた。
たまたま隣同士になったのだが、息子さんが試合に出ていなくても
しっかり観戦。選手の名前と背番号を一致させていた。
二人で大興奮だったのが、2番セカンドでフル出場した
十島慎也くんだった。
ヘッドスライディングをして、ベルトを2本も壊してしまった元気者。
守備につく前には、必ずピッチャーロージンをぬりぬり。
ちょっぴり高い声でピッチャーを、そしてチームを引っ張る。
160センチ、50キロとかなり小柄ながら、1年時からベンチ入りと
実績は申し分ない。この日も2試合で7打数3安打2四球だった。
十島くんといえば、記念すべき?初訪問記で使用したタイトルバックの帽子の持ち主。
当時はどんな選手かも全く知らなかったが、こんなに良い選手だったとは!
ベンチ入りはシニア出身がほとんどだが、彼は軟式出身なよう。
「野球が本当に好き」とは平川監督の言葉だ。

  
ご覧の通り、練習着も一新されました☆
モデルは十島くん。バットを担ぐのがクセなのでしょうか、いつもこの格好(左)です

試合後はバントを中心としたバッティング練習。
グランドの横でスコア記入の勉強をしていた1年生も
嬉しそうにバットを持ってティーに励んでいた。
練習着はまだ届いていない、中学時代の練習着姿だったのが
微笑ましかった。今度の1年生は名前が紺色だ!
そのバント練習だが、グランドの使い方が工夫されていたので紹介。

ピッチャー付近にマシンを4台置いて、それぞれの方向へ。
バント練習なら打球も飛ばないのでこれで十分。
ボールもダイヤモンド内におさまるため、拾いやすい。
そして空いたスペースにゲージを置いて、ティーをやればいいわけだ。
グランドの狭い学校はぜひご参考に!

さて常に練習を仕切っていたのが、当サイトの北海関連ページでは
すでに二度登場している小黒孝信くんだ。
最初はおかしいと思った。普通キャプテンがやることだが
監督さんのもとへメニューを聞きにきたり、みんなの中心で指示を出したり・・・
聞いて驚いた、
「マネジャーみたいなこともしているんです」
最近そういう分野にも興味が出てきたという。しかし・・・
「昨秋頑張ったらベンチに入れた。選手も諦めきれないから
キャッチャーとして練習にも参加している。
でもそういう中途半端な感じが、みんなに申し訳ないと思う」
練習後は最後まで残って、スコアの集計などをこなす。
練習中はマスクをかぶり捕手の練習、練習試合では主審と
大忙しの日々を送るが、充実していると笑う。
「主審をしていると、その選手の弱いコースとかわかって勉強になる。
逆に“このキャッチャー良いな〜”と思うことも多い」
こんな光景を見た、練習用具を片付けにきた部員が倉庫の中へ。
すると脱ぎ捨てた靴を履きやすいように整えていたのだ。
首脳陣や来客者だけでなく、同じ仲間にも
さりげない気配りができる子なのだ。
そういうところも、チーム全体を見渡す役目にむいているのかもしれない。

旭川商戦で主審をつとめていた小黒くん。
北海が2回に二死2、3塁のチャンス、打席には美馬くん。
フルカウントまで粘ると、最後は変化球を見逃し三振。
際どいコースだったが、小黒くんは思い切って「ストライク!」のジャッジ。
天を仰いで美馬くんは「本当に?うそ〜」と苦笑いだった。

※楽しみにしていてくれた野球部のみんな、掲載遅くなってごめんね!

 

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送